Interface Separation Technology

界面分離技術
沈めるのではなく、界面に集める

廃水・廃液処理における高速分離の新しいアプローチ。
コロイドと気泡界面の相互作用を制御し、単槽・短時間での処理を実現します。

静置工程ゼロ 単槽処理完結 低含水スラッジ RO膜負荷低減
Problem

なぜ従来の廃水処理は難しいのか

排水中の微細粒子・コロイドは電荷(ζ電位)で反発し合い、重力だけでは沈降しません。

処理に時間がかかる

凝集・攪拌・静置・沈殿を繰り返す多段工程が必要で、現場負荷が高い。

結果が安定しない

条件次第で沈降が不安定になり、処理水の品質にばらつきが生じる。

スラッジ処理が重い

高含水率スラッジは脱水困難で、廃棄コストが処理費を圧迫する。

膜が詰まりやすい

RO膜・MF膜の前処理不足により目詰まりが頻発し、膜交換コストが増大。


Technology

技術原理:界面を制御して分離する

化学反応ではなく、界面現象そのものを制御することで分離を実現します。

粒子は沈まない。だから、沈める必要はない。
本技術は、コロイドと気泡界面の相互作用を制御し、粒子を界面に集めることで短時間での分離を実現します。
攪拌と分離は同時進行。静置工程ゼロ。処理はその場で完結する。

01

複合コロイドの形成

鉄系・水酸化マグネシウム・粘土鉱物からなる複合コロイドを液中に形成します。

02

気泡界面への吸着

複合コロイドが気泡の界面に吸着し、粒子安定化泡を形成。粒子を界面に固定します。

03

界面ごと浮上・回収

粒子を取り込んだ泡が浮上し、上部に濃縮されたフォーム層として回収されます。

リアクター概念図

Comparison

従来法 vs 界面分離技術

凝集沈降に依存した従来プロセスとの主要比較。

従来法(凝集沈降) 界面分離技術(本技術)
分離原理 重力沈降(遅い) 界面浮上分離(速い)
処理時間 長時間・繰り返し必要 短時間・一回で完結
槽構成 凝集槽→攪拌槽→静置槽→沈殿槽(多槽) 単槽での処理完結
スラッジ 高含水率・脱水困難 低含水率・脱水容易
安定性 条件依存・不安定 界面反応で安定
膜への影響 前処理不足→目詰まり頻発 RO膜負荷を大幅低減
処理前(濁水)
処理後(清澄水)
処理前後の水質変化

Performance

得られる効果と性能

これらの効果は単一プロセス内で同時に実現されます。

💧 濁度の低減

微粒子・コロイドが界面に集約され、処理水の透明度が大幅に向上します。

🔬 有機物・油分の除去

有機物・油分も界面に取り込まれ、BOD・COD値の改善と油水分離が同時に進みます。

📉 スラッジ脱水性の向上

フォーム回収物は含水率が低く、後処理コストと廃棄物量を削減できます。

🔩 膜処理への前処理効果

RO膜・MF膜への懸濁物質流入が減少し、目詰まりと交換頻度を抑制します。

処理システム外観

Implementation

導入は難しくない:3つのアプローチ

既存ラインを大きく変更することなく、現場の状況に合わせた段階的導入が可能です。

追加するだけ

後付け追加

既存設備の後段に本ユニットを追加。大規模な設備改修なしに、現行ラインへ組み込めます。

待たない

バッチ処理の改善

攪拌→静置→排出と段階を踏んでいた工程を、攪拌と分離の同時進行で大幅に短縮できます。

止めない

連続処理への展開

ユニット化された構成はライン化しやすく、連続運転や自動化との組み合わせにも適します。


Applications

応用分野

廃液の種類や処理規模を問わず、幅広い産業分野への展開が可能です。

🏭

産業廃水処理

めっき・化学・金属加工などの工場排水。重金属・懸濁物質の除去。

🔋

廃バッテリー液処理

強酸性廃液中の金属コロイド・スラッジの効率的分離回収。

💧

上工水・膜前処理

RO膜や精密ろ過膜の前段処理として膜負荷を低減。

🌊

環境・排水処理

排水基準対応のための濁度・有機物・油分除去。

🏗️

建設・土木排水

濁水・泥水処理。移動式ユニットによる工事現場展開も可能。

♻️

資源回収・リサイクル

スラッジ中の有価金属成分を濃縮回収するプロセスへの応用。

廃バッテリー液(強酸性・鉛スラッジ含有)など難処理液への適用実績あり

お問い合わせ・評価試験のご相談

廃液・排水処理でお困りの課題について、まずはご相談ください。
評価試験・パイロット試験のご対応も可能です。

評価試験の実施 サンプル液をお送りいただければ処理結果をご報告
現場診断・ヒアリング 課題の整理から最適な導入方法をご提案
技術資料の提供 詳細な技術仕様・データシートをご用意
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